ペイントソフトで塗り潰しを行うようにして、指示した箇所の閉鎖領域内をハッチングする外部変形アプリケーションです。
※「p118_塗りハッチ」との決定的な違いは、「□モノクロ化」をチェックしてから[作図実行]を行うようにしていた事をやめ、マウス指示するとそのまま作図を行うようにした事です。そのため複数位置を指定して一度に作図するという事は出来ません。
指示した箇所はラスタイメージ的に青く塗り潰されます。画面操作(画面の拡大縮小移動やリサイズ等)を行うと塗り潰された箇所はクリアされます。別のソフトで画面を覆っても画面の再描画が行われその際にクリアされますので注意して下さい。青いソリッド図形があると、指示をしたと認識される可能性がありますので御注意下さい。
画面が粗い状態で行っても塗りこぼしをする可能性が高くなります。画面はなるべく拡大した状態で行った方が良い場合が多いです。
「□ハッチング線を非表示」にチェックを入れると、ハッチング線を一時的に非表示にする事が出来ます。これにより同じ箇所を条件を変えて何度もハッチングする事が出来ます。ハッチング線の作図後は自動的にチェックが外れます。「□実線以外を非表示」にチェックを入れると、実線以外の点線や鎖線などを非表示にする事が出来ます。これにより中心線や基準線などを気にせずハッチングする事が出来ます。マウス指示した位置がハッチング線の通過点となります。
マウス指示をすると、ハッチングを開始します。
マウス指示をする前に、線色・線種、間隔(図寸mm)・ハッチング線の傾き角度(°)を入力して下さい。クロスハッチングにする場合には、これにチェックを入れて、間隔、角度を入力して下さい。
[Delete]キーを押すと直前に作図したハッチング線を削除します。複数回作図を行った場合には、その作図回数分、[Delete]キーを押して直前削除をする事が出来ます。範囲選択を行って取得したデータは削除出来ません。
※「p118_塗りハッチ」では [Esc]キーでしたが変更していますので御注意下さい。
※ラスタイメージ的な処理を行っているため、指示した閉鎖領域は1ドット分内側の線を取得しており、この1ドット分の差によるハッチング線の空白が付く事になります。閉鎖領域を構成する線分等とはくっつかない状態になります。
このソフトは、画面の位置・大きさを前回位置の保存・呼出で行っており、他のソフトのようなマウス位置での表示という事は行っておりません。
作図を行った後に[OK]をクリックすると、現在のレイヤグループ(書込みレイヤグループ)、現在のレイヤ(書込みレイヤ)に作図されます。
但し、外部変形ですのでブロック図形内部を直接操作する事が出来ませんので御注意下さい。 もし、ブロック編集を行っている状態で動作させる場合には、本アプリケーションを、Jw_cad をインストールしたフォルダに入れて実行する必要がありますので御注意下さい。また、選択した要素データの曲線属性・寸法グループ化は解除されますので御注意下さい。 |
本アプリケーションはシェアウェアです。レジストしていない場合(試用時)は図面用紙の四隅に試用版文字がランダムに作図されます。レジストして頂いた場合、それらは作図されなくなります。 |
実行サンプルは、Jw_cad 標準添付の「Aマンション平面例.jww」を利用しています。
操作手順:
Jw_cad から「その他」→「外部変形」
「p119_塗りハッチ2.bat」実行
範囲始点を指示
範囲終点を指示
文字を選択しても外部変形画面では表示されませんので左クリックで指示して下さい。
[選択確定]をクリックして下さい。
不要な線データ等がある場合には、属性選択を行ったり、レイヤを非表示にしたりしておくと良いかもしれません。
外部変形の画面表示
画面の拡大縮小移動などの操作を行って、マウス指示しやすいように操作を行って下さい。
↓
作図するハッチング線の線色・線種・線幅、間隔・角度を指定し、ハッチング線を作図したい箇所をマウスで指示して下さい。指示したマウス位置が、ハッチング線の通過点となりその点から作図開始されます。指示した箇所の認識処理〜作図処理を行います。作図にはしばらく時間が掛かります。
↓
作図後に[Delete]キーを押すと、
直前に作図したハッチング線が削除されますので、
作図に失敗した時などに利用して下さい。
複数箇所をハッチングしたい場合や、同じ箇所を複数回ハッチングしたい場合には、その分だけマウス指示を行って作図を行って下さい。
これで良い場合には[OK]をクリックして下さい。
(ボタンが見えない場合には画面を大きくして下さい)
Jw_cad 画面に戻ります。
画面拡大をして確認をしてみて下さい。
※ラスタイメージ的な処理を行っているため、指示した閉鎖
領域は1ドット分内側の線を取得しており、この1ドット分
の差によるハッチング線の空白が付く事になります。
閉鎖領域を構成する線分等とはくっつかない状態になります。
※上記、本外部変形画面に線幅指示項目がありますが、
現在バージョンにはありません。
|