範囲選択した文字内容、及び、ブロック名を集計し、表計算ソフト等で部品表を作成するのに利用するための外部変形アプリケーションです。※Jw_cad上で部品表を作図するソフトではありません。 
  
予め作成しておいた諸元ファイルを登録する事により、その諸元ファイルに該当すればそのファイル内の諸元も一緒に部品表にする事が出来ます。諸元ファイルを登録していない場合、又は、登録していても該当するものがない場合は、名前・数量だけの部品表になります。 
  
諸元ファイルは、表計算ソフト等(例:Microsoft EXCELなど)で、1行目は、名前・各諸元名とし、2行目以降は、名前・各諸元値を記述します。各内容には半角空白を含まないで下さい(※EXCELでは文字の前後に二重引用符(")が標準で付加されないので半角空白が区切り文字となってしまう為)。空白を使う場合には全角空白を使って下さい。そしてテキストファイルやCSVファイル(タブ区切り、又は、カンマ区切り)として保存ます。エクセルデータ(xls形式やbook形式)等のファイルは扱えませんので御注意下さい。 
諸元ファイルの第1項目内容が、参照対象となります。第1項目内容と各部品名(文字内容・ブロック名)の比較を行う際には、大文字・小文字は同一視するようにしています。空白があった場合、それを無いものとして比較しています。半角・全角は同一視していませんので御注意下さい。 
例:neji.txt 
| 名称 | 商品記号 | 内容 | 
 
| NEJI_M2 | N00001 | ねじM2 | 
 
| NEJI_M3 | N00002 | ねじM3 | 
 
| NEJI_M4 | N00003 | ねじM4 | 
 
| NEJI_M5 | N00004 | ねじM5 | 
 
| NEJI_M6 | N00005 | ねじM6 | 
 
| NEJI_M8 | N00006 | ねじM8 | 
 
| NEJI_M10 | N00007 | ねじM10 | 
 
| NEJI_M12 | N00008 | ねじM12 | 
 
| NEJI_M15 | N00009 | ねじM15 | 
 
   
諸元ファイルは、リストの先頭のものから優先されます。部品名(文字内容・ブロック名)は、複数の諸元ファイルには現れません。1つのみとなります。各諸元ファイルの第1項目名がほかのものと重複しないよう注意して下さい。 
  
ブロック編集の際に「□選択したブロックのみに反映させる」にチェックを入れて派生ブロックを作成した場合、ブロック名には枝番(括弧付き数字)がつきますが、本ソフトではこの枝番を認識して、枝番無しのブロック名の数量に組み込みます。その際、部品表には、枝番無しの次行以降に「 (」付きの文字でそれぞれ追記を行います。文字内容もこのルールに適合されますので御注意下さい。 
  
  
但し、外部変形ですのでブロック図形内部を直接操作する事が出来ませんので御注意下さい。もし、ブロック編集を行っている状態で動作させる場合には、本アプリケーションを、Jw_cad をインストールしたフォルダに入れて実行せねばならない場合がありますので御注意下さい。また、選択した要素データの曲線属性・寸法グループ化は解除されますので御注意下さい。。 | 
 
 
| 本アプリケーションはシェアウェアです。レジストしていない場合(試用時)は図面用紙の四隅に試用版文字がランダムに作図されます。レジストして頂いた場合、それらは作図されなくなります。 | 
 
   
操作手順: 
Jw_cad から「その他」→「外部変形」 
「p106_部品表作成.bat」実行 
  
実行サンプルは、Jw_cad 標準の「Aマンション平面例.jww」を 利用しています。 
  
範囲始点を指示 
  
範囲終点を指示 
  
[選択確定]をクリック 
  
外部変形の画面表示 
  
[OK]をクリックします。本ソフトは終了します。 
  
Microsoft EXCEL を起動し、貼り付けを行います。 
  
完了 
  
  
  
次に、上記の諸元ファイル「neji.txt」を作成しておき、Jw_cad でブロック化しておいたネジ穴を作図するとします。 
M2のネジ穴を6個作図し、うち1つに中心線を入れ、それを複写します。M5のネジ穴を4個作図します。 
ブロックツリーを表示させると以下のようになります。 
Jw_cad から「その他」→「外部変形」 
「p106_部品表作成.bat」実行し、範囲選択を行います。 
外部変形の画面表示 
[+]ボタンをクリックして、ネジの諸元ファイルを登録します。 
[OK]をクリックします。 
Microsoft EXCEL を起動し、貼り付けを行います。 
  |